私の生い立ちについて
私は機能不全の家族で育ちました。
最近ではかなりメジャーな言葉になりましたが、毒親に育てられた子ども、すなわちアダルトチルドレンです。
このブログでは私と同じような境遇の方々が自身の過去を克服するためのきっかけ作りができれば、と考えて記事を書いていこうと思います。
ですので、今回はまず私の生い立ちについて書かせていただこうと思います。
高圧的な父親と過干渉な母親
父は仕事以外は常に酒を飲み、不機嫌で、子どもと関わることはほとんどなく、いつも否定的で高圧的な態度でした。
母は私が物心つく頃にはすでにある宗教にはまっており、子どもを宗教に連れていくことだけが自分の指名になっておりました。母も同じく否定的で、ヒステリーで、家族に対しても周りに対してもいつも不平不満を言っていました。宗教のことで父とは対立しており喧嘩が絶えませんでした。
今でこそ比較的有名な言葉になりましたが、いわゆる「毒親」というやつです。
そんな家族に育てられ、私自身すごくつらい思いをしました。
実家を出るまでの18年間は私にとって今でも思い出したくないくらい嫌な思い出ばかりです。友達は作らせてもらえず、宗教に無理やり連れていかれ、嫌と言おうものなら母親から泣きわめきながら殴られました。
大学進学と同時に一人暮らしをしたのは、とにかく家を出たかったからです。
ただし、家を出たらすべてが解決したかというとそうではありません。
毒親に育てられた子どもが同じように毒親になってしまうという話を聞いたことがありますか?
機能不全の家族で育つ、ということは、多くの場合その家の文化や習慣をそのまま受け継ぐということです。
私には良くない習慣がたくさんありました。そのせいで人間関係がうまくいかなかったり、自己管理がうまくできなかったりしたことがたくさんあります。
ただ、私は自覚し、意識し、学び、変わりました。
きっとこのプロセスが無ければ私は同じように毒親になっていたことでしょう。
今、私は妻と長男と3人で暮らしています。
家族仲は良く、夫婦は強い愛情で結ばれています、うまくいかないこともありますが、私がいた家族とは全く別物であると言い切れます。
このブログでは、私がどのようにして、毒親の負の連鎖を断ち切ったか、今どのように家族づくりをしているかについて書いていこうと思います。
私と同じようにつらい経験をしてきた方の参考になってもらえたら、と思いますし、私が自分の家族をより一層よいものにするための場になれば、と考えております。